腰の骨は5つの積み木のような骨が繋がってできているので、その骨を安定させるためには筋肉が必要です。そして、その筋肉には腹筋と背筋があります。

腹筋と背筋にはインナーマッスルとアウターマッスルがあり、インナーマッスルが骨に直接くっついていて、腰の骨を安定させるためにとても大事です。それゆえ、腹筋を鍛えることによって、このインナーマッスルがきちんと働き、腰の骨をきちんと支えてくれると腰痛は起きにくくなります。

特に、腰を反らすと痛みが出るような腰痛の場合には、反らす力を制御するために腹筋が重要になっています。つまり、腰を反らして痛みが出る人は特に腹筋をきちんと使えるようにする必要があります

いわゆる腹筋運動、仰向けに寝て体を持ち上げるような体操をしてると腰が痛くなるという人もいます。そのような人は腹筋のインナーマッスルをきちんと使えていない状態で、体を持ち上げようとアウターの腹筋をたくさん使っているので、腰の骨に負担がかかっていることが予想されます。

腹筋運動で腰が痛くなるような人は、お腹のインナーマッスルをきちんと使いながら腹筋運動をするようにしましょう。ピラティスをやるとどのようにやればいいのか掴めると思います。

著者情報

金岡 恒治(かねおか・こうじ)MD,PhD
金岡 恒治(かねおか・こうじ)MD,PhD

早稲田大学スポーツ科学学術院教授

日本整形外科学会専門医・脊椎脊髄病医

日本スポーツ協会認定スポーツドクター

日本水泳連盟理事・医事委員長 ほか

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