あなたの子供は腰痛に悩んでいませんか?
腰痛といえば、大人や高齢者が悩むイメージがあるでしょう。しかし今、子供でも腰痛に悩むケースが増えているのです。
新潟市が市内の小中学生を対象に行なった調査によると、「20%の児童が腰痛の既往がある」と言われています。さらに「スポーツをしている35%もの児童は、腰痛の既往がある」と発表されました。
子供の腰痛治療にも湿布は有効ですが、湿布の種類よっては使えないものもあります。湿布の成分には気を付けて選ぶようにしましょう。

ここまで子供の腰痛について説明しましたが、かなり大変そうですよね。しかし、ご安心ください。
現役の柔道整復師である筆者が、子供の腰痛の原因や対策、シップの選び方について、一挙紹介します!腰痛に悩む子供をもつあなた、必見です!

子供の腰痛の原因とは

子供の腰痛の主な原因は4つあります。
1.オーバーユース
2.骨の変形
3.心因性の腰痛
4.腰をぶつけた

それぞれ詳しく解説していきます。

オーバーユース

子供に多く見られる腰痛は「オーバーユース」、つまり使い過ぎが多いと言われています。通常、子供の筋肉はしなやかで、痛めにくいのが特徴です。
しかし、スポーツをしている子供はハードな練習により腰に疲労をため込んでいるケースもあります。疲労のたまった筋肉は硬く、柔らかい筋肉をもつ子供でも腰痛になります。
また子供は自分で症状を伝えるのが難しいので、腰痛に悩んでいても気付きにくいものです。気付いた時には、重傷化していて疲労骨折を発症している場合もあります。
子供の様子がいつもと変化がないか、何かおかしいところはないか、日頃から様子を観察することが大切です。

骨の変形

子供の骨は柔らかい骨です。そのため、ハードな練習を続けると背中の骨が変形する「側弯」を発症する可能性があります。
側弯は家庭でも簡単に発見することができます。家庭でも側弯を簡単に発見できる方法を2つ紹介します。どちらの方法も正確に判断するために、上半身は服を脱いで行うようにしましょう。

立位検査

1.背中を向けて、まっすぐ立つ。
2.肩や腰骨の高さが、左右で変わらないか確認する。

前屈検査

1.立ったまま前屈する。
2.正面から体を観察し、背中の形が左右で変わらないか確認する。
側弯の疑いがある場合は、早めに医師の診断を受けるようにしましょう。早期発見、治療ができれば完治も期待できます。

心因性の腰痛

心因性の腰痛とは、ストレスが原因で発症する腰痛です。長い間ストレスを感じることで、痛みを和らげる「ドーパミン」というホルモンの不足が原因と言われています。
心因性の腰痛の場合、「学校に行きたがらない」「気分の浮き沈みが激しい」といった特徴もあります。子供のストレスは「学校でのトラブル」が多いので、学校の先生や専門家に相談してみるといいでしょう。

腰をぶつけた

活発な子供だと、どこかに腰をぶつけて打撲などのケガをすることもあります。打撲の場合、ぶつけた患部は赤くなり、時間が経つにつれて紫色のアザができて腫れてきたりします。
通常は数日たてば、アザも腫れもひいて綺麗に治るでしょう。しかし痛みが続いたりひどく痛がるようであれば、骨に異常がある可能性もあります。その場合は、医師の診断を仰ぐようにしましょう。

子供の腰痛処置

子供の腰痛といえども、適切な処置が必要です。適切な処置をすることで早く治すことができるでしょう。
子供の腰痛処置は、次の2つの方法がおすすめです。
1.安静にする
2.患部を冷やす
詳しいやり方は、次の項で詳しく解説します。

安静にする

子供の腰痛の多くは使い過ぎによるものが多いので、安静にするようにしましょう。安静にすることで腰にたまった疲労を回復させることができます。
しかし、子供は自分の症状をよく理解していないこともあるので、休めない子もいるでしょう。子供には安静にすることを言い聞かせたり、体育の授業やスポーツ活動を休んだりすることが大切です。

患部を冷やす

患部を冷やす「アイシング」を行うことで、炎症を抑えることができます。「アイシング」は正しい方法で、手順や注意事項を守って行うようにしましょう。
1.氷のうを用意する。ない場合ビニール袋を用意します。
2.氷のう(ビニール袋)に氷と水を入れてください。
3.氷のうを腰にあてます。ビニール袋の場合は、タオルに包んでから、腰にあてるようにしましょう。
4.そのまま20分、患部を冷やします。

注意事項

心臓や肺に疾患がある。
寒冷アレルギーがある。
体を冷やすと、指先が真っ青になる「レイノー現象」がみられる。
「アイシング」は以上の点に気を付けて行いましょう。
また、腰痛の処置として、湿布薬を使って冷やすことも有効です。しかし、子供に使えない湿布薬もあるので、選び方には注意が必要です。次の項で詳しく、子供にも使える湿布の選び方を紹介します。

子供に使えない湿布の種類

子供には使えない成分が入っている湿布薬には「15歳未満は使用禁止」と書いてあるので、注意事項をよく見て選ぶようにしましょう。
特に「NSAID」と呼ばれる成分が入っている湿布薬は、子供には使わないでください。「NSAID」とは炎症を抑える成分で、効き目が非常に強いものです。「インフルエンザ脳症」「ライ脳症」などを発症して、最悪の場合、死に至ることもあります。
たかが湿布薬だからと甘く見ず、子供でも使える湿布薬を選ぶことが大切です。

子供でも使える湿布の種類

副作用がないとされる「サリチル酸メチル」「サリチル酸グリコール」が含まれる湿布薬がおすすめです。
湿布を貼ったあとも、皮膚がかぶれたりしていないか、様子観察をしてください。子供でも使える湿布を貼っても、皮膚が弱い子だとかぶれしまう恐れもあります。
子供に使う湿布選びは、成分や用法、用量を確認したうえで選ぶようにしましょう。

痛みが続くときは、医師の診察を受ける

子供の腰痛は通常、数日たてば痛みが軽減されます。しかし、数日たっても痛みが続くようであれば、骨に異常がある場合もあります。痛みが引かないときは、医師の診断を仰ぐようにしましょう。
しかし、日曜日や祝日で病院が休みの場合は、医師の診断を仰げません。そこで「腰痛ドクターアプリ」を活用して、腰痛の原因を探ってみましょう。
「腰痛ドクターアプリ」とは、腰痛の専門医が監修したアプリです。医師の診察を受けるのと、同じ内容の診察が自宅でも受けられます。
子供が腰を痛がっていたり、日曜日や祝日で病院が休んでいたりする時は、「腰痛ドクターアプリ」を活用して原因を探ってみましょう。

まとめ

子供でも腰痛になるので、日頃から様子を観察することが大切です。数日もたてば治ってしまうケースがほとんどです。しかし、数日たっても痛みがひかない場合やあまりにも痛がるときは、骨に異常ある場合もあります。
痛みが続くようであれば、すぐに医師の診察を受けるようにしましょう。しかし、日曜日や祝日で病院が休みのときは医師の診察を受けられません。そこで、「腰痛ドクターアプリ」を活用して、腰痛の原因を探ってみるといいでしょう。
子供は、痛みをうまく表現できません。日頃から子供の様子を観察して、異常がないか確認することが大切です。

参考文献
現代の腰痛事情
公益財団法人 日本学校保健会
一般社団法人 日本小児心身医学会
EPARK 薬の窓口

著者情報

腰痛メディア編集部
腰痛メディア編集部

痛みや体の不調で悩むあなたへ、役立つ情報をお届け。

自分の体の状況(病態)を正しく理解し、セルフマネジメントできるようになることが私たちの目的です。

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