MENU
メニュー

「痛み止めを飲んでいるのに、腰痛がなかなか治らない」とお困りの方はいませんか?腰痛に限らず、常にどこかが痛むのはつらいですよね。

今回はそんなお悩みがある方に「神経ブロック注射」という痛み止めの方法をご紹介します。有効的に活用し、慢性腰痛を改善していきましょう。

神経ブロック注射とは

神経ブロック注射とは、痛みの生じている神経やその周辺に局所麻酔などをすることで、神経の働きをブロックする方法です。

例えば、脚や腰の痛みには神経根ブロックを行います。神経根ブロックでは、背骨の神経の根元に麻酔薬を注射します。

痛みを伝える神経の経路を遮断することで、鎮痛効果が期待できます。さらに、筋肉のこわばりも改善して血流を促します。よって、ただ痛みを取り除くだけでなく、痛みの悪循環を脱して慢性化を防ぐことができます。

対象の疾患は?

腰痛に対しては主に下記の疾患に対し用いられることが多いです。

1.急性腰痛
2.脊柱管狭窄症
3.椎間板ヘルニア

その他にも、帯状疱疹や血流障害、肋間神経痛、がん性疼痛などにも多く用いられます。

さらに、痛みだけでなく、顔面神経麻痺、アレルギー性鼻炎、突発性難聴などの痛みを伴わない症状に対しても、血流改善を目的として交感神経ブロックが行われます。

痛みはある?

注射であるため少なからず痛みは生じてしまいます。痛みに配慮してブロック注射を行う前に細い針で局所麻酔を行ってくれる病院もあるようです。

副作用はある?

副作用として、出血、注射した部位からの感染、アレルギー、神経障害などがあります。しかし、重篤な副作用の発生率は非常に稀です。

神経ブロック注射は種類が豊富

神経ブロック注射は種類が豊富にあり、30種類以上あります。その中から、自分の痛みの種類や部位に応じて使い分けられます。患者さまの痛みに対しより効果的なブロック注射ができるよう検討されます。

まとめ

いかがでしたでしょうか。痛みを緩和するブロック注射を活用し、以前のようにのびのびと体を動かせる生活を目指してみたはいかがでしょうか。痛みがあれば我慢せず、一度医師に相談してみてくださいね。

【参考文献】
一般社団法人 日本ペインクリニック学会
https://www.jspc.gr.jp/igakusei/igakusei_keyblock.html
井福ペインクリニック
https://www.ifuku-pain.com/painclinic.html

著者情報

岡田 ひかり
岡田 ひかり

保有資格

看護師、保健師

経歴

看護の大学を卒業後、都内大学病院の外科病棟で急性期の看護を学ぶ。

その後、福祉施設で通所介護や在宅支援へ向けた看護業務実施。

この著者の他の記事を見る
腰痛改善アプリ