腰痛があると、いろいろな動作や姿勢で痛みが出るため、日常生活で困ることが多いです。そんな時、ネットや雑誌などで腰痛グッズを探しますよね。しかし、探してみると枕・マットレス・布団・クッション・コルセットと、たくさんの腰痛グッズが出てきます。今回は、それぞれの長所と短所、症状別で最適なグッズを紹介します。

そもそも腰痛とは?

腰痛とは、腰回りの組織が何らかの原因により痛めてしまっている状態です。痛めやすい代表的な組織として、筋肉・背骨・神経があります。各組織を少しだけ解説していきます。
筋肉を痛めている場合は「筋・筋膜性腰痛」といいます。姿勢を維持している「脊柱起立筋」という筋肉が、急な姿勢変換や筋肉の疲労・血行不良などで痛みを引き起こしています。
背骨の痛みは、腰の疲労骨折である「腰椎分離・すべり症」や高齢による骨の変形の「変形性脊椎症」が有名です。
神経による痛みはとても多く、「腰部脊柱管狭窄症・腰椎椎間板ヘルニア・腰部神経根障害」があります。いわゆる、腰痛と足のシビレが症状に現れるものです。腰の神経が、何かに圧迫されて障害されて起こります。

腰痛グッズのそれぞれの長所・短所について

では、腰痛グッズのそれぞれの長所と短所を紹介します。良い所もあれば、悪い所もありますので、選ばれる時の参考にしてください。

枕というと首の枕と思いがちですが、腰の枕もあります。仰向けに寝た時に腰の下に敷く枕です。枕によっては横向きで使用できたり、膝枕として使用できたりします。最近では巻くタイプ、すなわち、ベルトのようになっている枕もあります。
長所として、腰の下に枕を敷くことで腰の安定性が増し、寝返りを減らすことが可能です。しかし、商品によっては横向きでも使用できますが、原則仰向け用に作られているので、普段から横向きやうつ伏せで寝られている方には不向きです。

マットレス

マットレスは、体の圧を分散して腰に掛かる負担を軽減してくれます。硬さも自分好みに選択でき、自分に合ったマットレスを見つけられる可能性があります。やはりマットレスは、自分に合ったものを見つけると、寝心地が全然違います。また、通気性や耐久性に優れ、内蔵されているスプリングにより、立ち上がりが楽になります。
腰痛はとても改善されるのですが、短所として「値段の高さ・大きさ」があります。マットレスはご存じの通り、値段が高いです。安くても1万円程度掛かりますし、高いものだと10万円以上掛かってしまいます。良いものは腰痛も改善しやすいですが、ちょっと躊躇していまいます。それから、スペースの問題です。シングルサイズでも結構な大きさがありますので、置いてみると場所を取ってしまうケースが多いです。

布団

スペースを取りたくないという方は、布団がおすすめです。布団の一番の長所は、畳めるので場所を取らず、押し入れに収納することもできる点です。それから、ベッドのような高低差がないため、寝返り時の落下の危険やベッドの昇り降り時の危険がありません。
布団の短所は、汗を吸収し湿気がたまりやすいため、天日干しや布団乾燥機をしなければなりません。そのままにしておくと、カビが生えてしまいます。

クッション

日常で座っていることが多い方は、クッションを検討していますよね。クッションは、比較的低価格で購入できます。種類も豊富で、自分好みのクッションを見つけることができるでしょう。最近では、生卵をお尻で踏んでも割れないゲルクッションが人気です。クッションはそこまで大きさがなく持ち運べるので、家や職場、車の中で使うことができるのが魅力です。
種類が豊富なのは長所ではありますが、短所でもあります。なぜなら、種類が多いため、どれが良いか分らなかったり、買っても効果なく自分に合うものが見つからなかったりします。

コルセット

腰痛持ちの方は、コルセットを持っていることが多いです。コルセットは腰を固定することで、動きを制限し痛まないようにしてくれます。腰を支えてくれるので、普段の姿勢も良くなります。
しかし、腰を締めるので苦しかったり動きづらかったりします。また、いろいろなメーカーから商品が出ているため、どれか良いか分かりにくいです。

腰痛の症状別で最適なグッズをご紹介します!

上記のことを考えた上、今あなたの腰痛の症状ではどのグッズが最適なのでしょうか?症状別に合った腰痛グッズをご紹介します。

腰を動かすと痛い

日常生活で腰を動かすと痛い場合、第一選択はコルセットです。コルセットは腰の動きを制限してくれるます。症状が弱い場合は軟性のコルセット、症状が強い場合はプラスチックプレートが入っているような硬性コルセットが良いでしょう。

座っていると腰が痛い

座っている時に腰痛を感じる場合は、クッションが一番です。坐骨神経痛のようなお尻が圧迫されて痛みが出ている場合も効果的です。
しかし、クッションがあっても不良姿勢が改善されない方は、腰痛も改善しないことも多いです。そんな時は、コルセットを装着してみると腰痛が改善される可能性があります。

寝るときに腰が痛い

寝るときに腰痛がある場合は、枕かマットレスか布団が良いでしょう。マットレスは急に買うことは難しいので、まず枕か布団を買って試してみます。それでも改善しない場合は、マットレスの購入を検討してください。
腰痛クッションではないですが、抱き枕のようなクッションもおすすめです。足の位置や体幹の位置をクッションで固定できるので、使ってみてもいいかもしれません。

腰痛と足のシビレがある

腰痛とともに足のシビレがある場合は、コルセットをした方がいいです。腰が動いてしまうと、余計に神経を圧迫して足のシビレが出てしまいますので、コルセットで腰の動きを制限しましょう。前述のような、硬性コルセットがおすすめです。寝る時にも足のシビレがある場合は、マットレスや枕の購入も検討しましょう。

腰痛グッズを使っても改善しない場合は?

腰痛グッズを使用しても改善しない場合は、グッズが症状に合っていないか、グッズでは改善しないぐらい腰痛がひどい可能性があります。症状に合っていない時は、上記を参考にして試してみてください。もうすでに試してして、腰痛が改善しない時は病院や整形外科、整骨院・接骨院を受診して正しい治療を受けましょう。
腰が痛いのを我慢しておくと、症状はどんどん悪化してしまう恐れがあります。例えば「腰椎すべり症」という病気は、治療をしないと症状が良くなりません。この病気は、子供の頃に腰の疲労骨折である「腰椎分離症」となり、腰の骨がくっつかないまま大人になることで、一部の腰の骨が前に滑り腰痛や足のシビレを引き起こします。腰の骨の滑りが改善しない限り治りません。しかも、放っておくとさらに前に滑ってしまい、悪化する可能性もあります。

まとめ

腰痛グッズはいろいろありますが、自分に合ったグッズを選ぶことが大切です。しっかりと自分の症状を確認して、最適なグッズを購入してください。ホームセンターや健康グッズ販売店などでは、サンプルを置いているところも多いです。インターネットだけでなく、実際に見てみるとイメージが付きやすいですよ。腰痛を改善して、豊かな日常生活を送りましょう。

著者情報

腰痛メディア編集部

こんにちは。 腰痛で悩む多くの方に役立つ情報を毎日お届け。それぞれが違った痛みの場所・違った痛みの度合い・違った原因をお持ちです。 一人一人が自分の腰の状況(病態)を理解し、セルフマネジメントできるようになることが私たちの目標です。記事のご意見・ご感想お待ちしております♬

この著者の他の記事を見る