女性を毎月悩ませる生理痛。生理になると腰が痛くなる!という方も多いようです。どうして生理になると腰が痛くなるのか?嫌な腰痛を楽にするにはどうすればいいのか?についてご紹介します。

生理痛の症状には腰痛も含まれる

生理痛による腰痛に悩まされている女性は多い

生理痛の症状は、腹痛、頭痛、倦怠感などさまざま。腰痛もそのひとつです。生理のときに、腰が鈍く痛む、重だるいと感じる方も多いのではないでしょうか?生理中だけでなく、生理の10日前から腰が痛くなる方もいます。憂鬱な生理期間を快適に過ごすためにも、対策をして腰痛を軽減しましょう。

生理のときに腰痛が起こる原因

プロスタグランジンというホルモンによっておこる

腰痛の原因となっているのが、ホルモンのひとつであるプロスタグランジン。プロスタグランジンは子宮内膜から分泌されるホルモンで、子宮を収縮させる働きをもっています。
子宮の内部では、受精卵を着床させて妊娠するための準備として、子宮内膜をつくっています。そして妊娠しなかった場合には、子宮内膜は月経となって体外に排出されます。この時に必要となるのが、プロスタグランジンです。プロスタグランジンが子宮の収縮を促すため、子宮内膜がきちんと排出されるようになっているんです。でも子宮が収縮するときには腹痛や腰痛が起こってしまうため、プロスタグランジンの分泌量が多いと腰痛が強くなってしまいます。

からだの血の巡りが悪いことも影響する

腰痛を軽減するには、痛みの原因となっているプロスタグランジンを排出することが大切です。でもからだが冷えていると、骨盤内の機能が落ちてうまく排出されずに溜まったままとなってしまいます。そのせいで、腰痛が強くなってしまうことがあるんです。子宮内膜が排出されないと、子宮内膜の排出を促すためにプロスタグランジンがさらに分泌され、悪循環となってしまうこともあります。生理が始まると体温が少し下がるため、いつもより冷えやすくなって血の巡りが悪くなることもあります。

精神的ストレスも原因になる

生理は女性にとって、いろいろと負担になるものです。生理になると気分が落ち込んだり、イライラしたりと憂鬱になる人も多いようです。精神的に不安定だったりストレスがたまったりするせいで、腰の痛みをいつもより強く感じてしまうこともあります。

婦人科疾患が原因となっている場合もある

子宮筋腫や子宮内膜症などの疾患が、腰痛の原因となっていることがあります。いつもより腰痛がひどい、どんどん腰痛が強くなっている、生理以外の時でも腰痛があるなどのときには、生理痛以外の疾患がある場合もあるので注意しましょう。

生理による腰痛を緩和する方法

からだを温める

腰痛を軽減するには、からだを温めてプロスタグランジンと子宮内膜をスムーズに排出することが効果的です。そのためにも、からだを冷やさないように心がけましょう。エアコンや衣類で体温を調整して、冷えを防ぎましょう。体を温める効果のある、大根、長ネギ、しょうがなどをとるのもおすすめです。飲み物は冷たいジュースなどを避け、できるだけ常温か温かいものを飲むようにしましょう。カフェインにはからだを冷やす効果があるので、コーヒーや緑茶などの飲みすぎには注意してください。生理だと湯船に浸かるのをためらってしまう方もいるようですが、からだを温めるためにも湯船に浸かるようにしましょう。血の巡りが悪いとからだが冷えてしまうため、下着や衣類はからだを締めつけないものを選ぶようにしてください。腰に使い捨てのカイロや温パックなどを使用するのもおすすめです。

ストレッチなどをして適度にからだを動かす

生理のときにはソファやベッドで横になりたくなりますが、血の巡りをよくするためにも適度にからだを動かしましょう。ゆっくりと自分のペースでできるストレッチがおすすめです。軽く手足を回すなど、自分ができる範囲で挑戦してみてください。腹痛や頭痛など生理痛がひどいときには、無理しないように注意しましょう。

生活リズムを整える

生活リズムを整えることで、腰痛を軽減することもできます。生活リズムの中でも大切なのが睡眠です。睡眠不足だと、血の巡りが悪くなってしまいます。気持ちが憂鬱になったり、やる気が起こらなかったりと精神面に悪影響を与えてしまうこともあります。日ごろから睡眠時間を確保して、生活リズムを整えるようにしましょう。食事はからだつくりの資本となるものなので、必要な栄養素をきちんと摂ることも大切です。喫煙は血の巡りを悪くするため、禁煙するのもおすすめです。

リラックスして気持ちを落ち着かせる

精神的ストレスが腰痛に影響するため、生理中にはリラックスして過ごすようにしましょう。生理予定日前後には、できるだけ予定を詰めすぎないようにする。嫌な予定が重ならないようにするなど工夫してみてください。生理中を少しでも快適に過ごせるよう、生理ナプキンやタンポンなどの生理アイテムをいろいろ試して、自分に合ったものを使用するのもおすすめです。

市販の痛み止めを利用する

痛みが強いときには、我慢せずに市販の痛み止めを利用するのも方法のひとつです。各製薬会社から、生理痛の痛み止めが販売されています。薬の説明書などをしっかりと読み、自分に合ったものを選びましょう。ドラッグストアの薬剤師に相談するのもおすすめです。服用するときには、服用方法をしっかりと守るようにしてください。

婦人科でチェックしてもらう

腰痛が気になる場合には、一度婦人科でチェックしてもらうのもおすすめです。ただの生理痛だと思っていたら、ほかの疾患が原因となっていたということもあるようです。自分のからだのことをよく知るためにも、生理周期、腰痛そのほかの生理痛の症状を記録に残しておくようにしましょう。婦人科では、必要であれば内服薬や漢方などで対処してもらうことができます。かかりつけの婦人科があると、いざというときに安心です。

まとめ

生理による腰痛についてご紹介させていただきました。腰痛を軽減するためにも、からだを冷やさないようにして血の巡りを促すようにしてください。リラックスして過ごしたり、生活リズムを整えたりすることも大切です。痛みがあるときには、痛み止めを利用するのもおすすめ。生理は毎月のことなので、いろいろと工夫して腰痛と上手に付き合っていきましょう。

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著者情報

腰痛メディア編集部
腰痛メディア編集部

こんにちは。 腰痛で悩む多くの方に役立つ情報を毎日お届け。それぞれが違った痛みの場所・違った痛みの度合い・違った原因をお持ちです。 一人一人が自分の腰の状況(病態)を理解し、セルフマネジメントできるようになることが私たちの目標です。記事のご意見・ご感想お待ちしております♬

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