「骨粗しょう症」という言葉は耳にしたことがあるかたが多いのではないでしょうか。
これは女性に多いとされており、進行すると気が付かないうちに骨折していたなんてこともあり得ます。
そこで今回は、骨粗しょう症が引き起こす腰痛の原因とその予防法についてご紹介していきます。

骨粗しょう症とは

骨粗しょう症は骨の密度が低下し、強度が落ちた状態のことをいいます。加齢や女性ホルモンの低下により骨密度が低下するとされています。骨粗しょう症は基本的には自覚症状はありません。しかし、骨粗しょう症が進行し転倒や外傷などで圧迫骨折をきっかけとして気が付くことが多いそうです。骨折部位が太ももや背骨などの太い骨であると高齢者の場合は寝たきりになることも少なくありません。

脊椎圧迫骨折とは

脊椎圧迫骨折とは、背骨が押しつぶされるように変形してしまう骨折のことをさします。圧迫骨折の主な症状は転倒時やくしゃみなどの衝撃を起因に腰に強い痛みが生じます。その後起き上がるときや寝返りのなどでも痛みを感じるようにもなります。
背骨が変形していくと、腰への負担がかかりやすくなり慢性腰痛を引き起こしやすい悪循環になるのです。

対処法

圧迫骨折の場合には、過度に動くとより骨がつぶれてしまうことがあります。そのため数週間は安静を保つ必要があります。また、コルセットを装着することも効果的です。コルセットを着用することで患部の負担を軽減しながら早期のリハビリに取り組むことができます。
また、脊椎圧迫骨折の予防には、骨粗しょう症を予防することが重要になります。骨粗しょう症の予防には食事療法が効果的です。
骨の形成にはカルシウムが必要です。また、ビタミンK、Dはカルシウムの吸収を促進させるため合わせて摂ることが効果的です。
ビタミンDは食事だけではなく、紫外線を浴びることで体内でも生成可能ため適度な日光浴も骨粗しょう症の予防につながります。

まとめ

いかがでしたか。
骨粗しょう症は、聞いたことはあるけれど、適切な予防法までは知らなかったという方はいませんでしたか?日ごろの食生活や日光浴が予防につながるため、ぜひ意識して取り入れてみてはいかがでしょうか。

【参考文献】
森 諭史(2002)「骨粗しょう症と腰痛  骨粗しょう症患者の椎体圧迫骨折,脊柱変形とADL低下の関連」日本腰痛学会雑誌
岡崎 亮(2007)「ビタミンD欠乏症とビタミンD不足」日本内科学会雑誌

著者情報

岡田 ひかり
岡田 ひかり

保有資格

看護師、保健師

経歴

看護の大学を卒業後、都内大学病院の外科病棟で急性期の看護を学ぶ。

その後、福祉施設で通所介護や在宅支援へ向けた看護業務実施。

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