腰痛にはどんな原因があるのでしょうか。重いものを持ったり、ひねって痛めたり。長時間同じ体勢でいることだけだと思っていませんか?現代社会では多いとされている「ストレス」が原因となり、腰の痛みが出てることがあります。ストレスがたまると、腰痛だけでなく、不調やつらさが出てスッキリとした毎日を送ることができません。そこで、手軽に生活に取り入れることができるアロマテラピーをおすすめします!特別な道具などがなくても香りを楽しむことができます。ストレスをためない毎日を送って、腰痛改善を目指しましょう。

リラックス効果の高い精油を5つご紹介します

ストレスがたまっている時は、心をゆったりと落ち着かせてくれる香りを嗅いでみてください。アロマテラピーの基本となる精油は、2つの経路を通して作用します。1つ目は、香りを嗅いだときの嗅覚から脳へ伝わる経路、2つ目は血液循環によって全身に伝わる経路です。お部屋で香りを漂わせたり、お風呂やマッサージに使ったりといろいろな使用方法があります。生活に取り入れて、ストレスをためないことが腰痛改善のひとつの道です。

1 ゼラニウム
甘さのあるバラに似た香りをしています。心身のバランスを調整してくれ、緊張による情緒不安定やストレスを和らげます。また、気分を明るくして、不安やうつを鎮静する働きもある香りです。ホルモン分泌を調整する作用もあるので、女性では生理前のイライラや生理痛なども緩和してくれます。生理前に腰痛のある方も中にはいるかもしれません。生理に関わるさまざまな不調を改善してくれるので、女性には特におすすめです。お風呂で使用すると、リラックス効果も高く気持ちもほぐれます。また、温めることで血流が良くなり、腰痛も緩和するので1日の疲れを癒やすお風呂で使用してみてください。

2 ネロリ
あまりなじみのない名前かもしれません。ビターオレンジという花から抽出された精油です。たくさんの花から少ししか採れないため、高価な精油となっています。オレンジと名前のついた花から採れたネロリですが、フローラル系の甘い香りをしています。少しだけ柑橘系の爽やかな香りが混じっている眠くなるような香りです。精神的ショックを鎮めて、感情を穏やかにします。とてもリラックス効果の高い精油です。また、鎮痛作用もあるので、マッサージに使用することで腰痛を緩和してくれる働きもあります。さらにアンチエイジングケアにも向いている精油です。香りが強いため使用の際は気をつけてください。非常にリラックス効果が高いので、仕事前や車の運転前などには使用せず、夜のリラックスタイムに使うようにしてください。

3 ベルガモット
紅茶のアールグレイのフレーバーとして使われている、ベルガモットの果皮から採れる精油です。柑橘系ですがオレンジなどより少し甘めで優しい香りをしています。抗うつ作用があり気分を明るくしてくれます。不安や緊張、精神の疲れや不眠などに役立つ精油です。腰痛は緊張によっても起こります。緊張で体がこわばると筋肉に凝りや痛みが生じてしまい、腰痛の原因となるのです。ベルガモットは、そんな緊張を解いてくれる働きがあります。疲れて帰ってきた夜におすすめしたい精油です。好き嫌いがあまり分かれず、万人受けする香りなので、初めてアロマテラピーを使われる方や男性の方も取り入れやすい香りとなっています。夜寝る前に使用すると、安眠できるだけでなく、緊張や心の疲れを癒やしてくれるので、ベッド周りに漂わせて眠りにつくのをおすすめします。

4 ベンゾイン
バニラに似た甘い香りをしています、この甘い香りが気持ちを穏やかにしてくれて、安らぎを与えてくれます。緊張している時は、誰でも呼吸が浅くなっているものです。ベンゾインは、呼吸を楽にしてくれる精油として有名で、甘い香りに包まれると、緊張もほぐれていきリラックスができます。また、加温作用で、体を温めて血液循環をよくしてくれるので、腰の痛みや凝りを和らげてくれます。腰痛の原因となる緊張や血液循環の悪さをカバーできる精油なので、マッサージにもおすすめです。注意点として、ヘキサンなどの有機溶剤と呼ばれるものを使用して抽出されているので、お肌に敏感な人はしっかりとパッチテストをしてから用いるようにしてください。

5 ラベンダー
なじみのある名前のラベンダーは、鎮静作用とともに鎮痛作用も持っています。腰痛でお悩みの方には、1本は持っていて欲しい万能な精油です。フローラルな中にフレッシュさも持っている香りは、優れた鎮静作用で不安やイライラなどの精神的なストレスを緩和してくれます。とても深いリラックス作用があるので、寝る前に使用すると安眠へ導いてくれます。毎日の忙しさで自律神経が乱れ、疲れがたまっている方が多い現代。ラベンダーは、自律神経のバランスをとって免疫力を高めてくれます。また、痛みでつらい気持ちを和らげてくれるだけでなく、腰痛を緩和して血液循環も促します。血流が良くなることで腰痛も和らぐので、心身ともにつらさに役立つ優れた精油です。お風呂やマッサージで腰の痛みや凝りを和らげて、鎮静作用のある香りで癒やされると、良い睡眠へとつなががります。ストレスには睡眠もとても大切です。安全性の高い精油なので、初めての方でも使いやすい種類となっています。

ストレス緩和や腰痛緩和に役立つアロマテラピーの使用方法

1 芳香浴で香りを楽しむ
精油を空気中に拡散し、鼻から香りを取り入れて体のバランスを整える方法です。1番手軽なので、初めての方でも取り入れやすい方法です。専用のアロマディフューザーはもちろんのこと、機器がなくてもハンカチやティッシュにたらすだけで香りを楽しめます。寝る前の枕元や、集中して作業したい時のデスクなどに置くと効果的です。

2 お風呂でリラックス
精油を湯船に落として使用する方法だけでなく、シャワーの時にも香りを楽しむことができます。湯船の場合は全身がつかるくらいのお湯に5滴以下の量で精油を入れてください。朝などの時間がない時は、洗面器に精油を2〜3滴入れて、その上からシャワーを勢いよくあててください。浴室内に香りが立ち込めるので、簡単にアロマテラピーを楽しむことができます。夜に使用する場合はゆっくりつかり、キャンドルなどを用いて浴室を暗めにしてみましょう。リラックス効果がさらに高まります。湯船で体を温めると腰の痛みやつらさも一緒に和らぎます。

3 マッサージで痛みや凝りを和らげる
キャリアオイルで精油を薄め、マッサージオイルとして使用する方法です。血液やリンパの流れを良くし、痛みや凝りを改善してくれます。香りはもちろんのこと、精油の有効成分が肌を通して体内に浸透するので、心身ともに作用します。つらい腰痛には、手の温もりが感じられるマッサージをして、痛みや凝りを和らげてみませんか。

まとめ

腰痛の原因となるストレスは、毎日溜めることなくその日のうちにリセットしていくことが大切です。ストレスがどんどんたままると、心の疲れだけでなく、腰痛や頭痛など体にも不調が出てくるようになります。忙しい中で特別なことはしなくても、いつもの生活に取り入れやすく、すぐに実践できるのがアロマテラピーです。まずは香りを楽しむ芳香浴から始めてみてください。香りを嗅ぐことにより、リラックスがきっとできるはずです。心地よいと感じる精油を使うことが最大の癒やしにつながります。ご自分の好きな香りをぜひ見つけてみてください。

参考文献:『アロマテラピー用語辞典』(公益社団法人 日本アロマ環境協会)
     『アロマテラピーを楽しむ生活』(著者 加藤理恵 市村真納 )    
     『アロマテラピーのすべてがわかる事典』(監修 グリーンフラスコ)

著者情報

Hasumi
Hasumi

保有資格

AEAJ アロマテラピーアドバイザー

 

AEAJ アロマテラピー検定1級

AEAJ アロマテラピーインストラクター

AEAJ 環境カオリスタ検定 取得

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