腰痛の原因の多くは原因不明とされています。なぜ腰痛が生じているのか判断するための検査はいろいろとあります。
そこで今回は、道具を使わずにできる身体検査について具体的にみていきたいと思います。
自宅でのセルフチェックにも活用できると思いますので、ぜひ参考にしてみてください。

身体検査とは

身体検査とは、体の状態を把握するのに欠かせないものです。どこにどのような痛みがあるのか。
本人との問診も合わせ、画像だけではわからない部分を明確にしていきます。
では、具体的にどのようなものがあるのか確認していきましょう。

触診

触診は実際に体に触り検査します。痛み艦居る部分はどこなのか、筋肉の硬さや圧痛が生じるかどうか、
熱感の有無など、本人の問診と合わせて異常がないか確認します。

体動時の痛みの有無

腰痛の種類により痛みの生じる具合は異なります。
安静時、体動時で痛みは変わってくるのか、そのような痛みがでるのかを確認していきます。

下肢進展挙上テスト

これは主に腰椎椎間板ヘルニアの診断に用いられます。椎間板ヘルニアによって神経の障害が生じていないかを確認します。
具体的な方法としては、膝を伸ばしたまま足を上げていきます。
第5腰椎/仙骨間での椎間板ヘルニアの場合いには、ふくらはぎから太ももの後ろにかけ痛みが生じます。
これはラセーグ徴候と呼ばれる典型的な症状です。だいたい約30度以上上げると痛みを感じるとされています。

大腿神経伸展テスト

もう一つ、神経の障害を検査する方法があります。それが、大腿神経伸展テストです。
これは第2/3腰椎間、第3/4腰椎間の椎間板ヘルニアの検査です。
具体的な方法としては、うつ伏せの状態で膝を曲げ、足を上に持ち上げ太ももの前側の神経を伸ばす検査です。
腰椎の中で頭側のほうの椎間板ヘルニアだった場合には太ももの前側に痛みを生じます。

まとめ

いかがでしたか。
痛みの検査といえばレントゲンなどの画像検査が主流だと思いがちですが、道具と使わずにできる検査もたくさんあります。
最終的に診断をつける際には総合的に判断しますが、自宅でもセルフチェックとしてやってみてはいかがでしょうか。
異常の早期発見が円滑な治療につながります。

【参考文献】
ドクター陣が椎間板ヘルニアの治療法について解説
http://tsuikanban-hernia.com/treatment/check.html

著者情報

岡田 ひかり
岡田 ひかり

保有資格

看護師、保健師

経歴

看護の大学を卒業後、都内大学病院の外科病棟で急性期の看護を学ぶ。

その後、福祉施設で通所介護や在宅支援へ向けた看護業務実施。

この著者の他の記事を見る
バナー画像