もし原因が分からない腰痛の場合、どのように対処したらよいか分からないという人もいるでしょう。そこで、今回は生活スタイルが腰痛に及ぼす影響について解説します。この記事を読んでみると、「腰痛と生活スタイルには深い関係があるのだな」ということに気づくでしょう。記事を読みつつ自身の生活スタイルを振り返ってみることをおすすめします。

生活スタイルから生じる腰痛に悩まされている人必見。自身の生活スタイルを振り返って、腰に悪いことを習慣的に行っていないかチェックしましょう。自身の生活スタイル野中に腰痛を改善するヒントが隠されているかもしれません。

腰痛になりやすい生活スタイルとは?

最初に、腰痛になりやすい生活スタイルについて解説します。まず、1番に思いつくのは、長時間同じ姿勢を保ったままでいることです。
人間の身体は、重力に逆らって日々の生活を送っています。日々、重力に負けずにさまざまな活動ができているのは、身体を支える筋肉があるからです。
しかし、長時間同じ姿勢を保ったままでいると、筋肉がずっと緊張した状態になります。ずっと緊張状態にある筋肉も疲労してしまうでしょう。また、血行不良になる可能性も高いです。長時間同じ姿勢になりそうなときは、休憩をこまめにとって身体のストレッチを行いましょう。
また、身体をゆがませる生活スタイルにも注意が必要です。普段習慣になっている何気ない動作が、身体をゆがませ、結果的に腰痛の原因になる可能性もあります。
身体のゆがみを引き起こす動作には以下のようなものがあります。

・同じ方の足を長時間組む
・いつも決まった方向に横座りする
・いつも同じ足にばかり重心をかけて立つ
・前傾姿勢を長時間している
・寝転んで長時間テレビを見たり本を読んだりする

どうでしょうか?気を配っていないとすぐに習慣化してしまいそうなことばかりではないでしょうか?この機会に今一度自身の生活スタイルを振り返ってみましょう。

次に、仕事は毎日長時間行う人も多いもの。腰痛の原因になる身体の使い方をしていて腰の痛みや不快感を覚える人も少なくないでしょう。仕事なので自分の自由に身体を使うことも簡単ではありません。
仕事中の身体の使い方でどのようなことが腰痛の原因になるのか詳しく紹介します。

長時間立ったまま仕事をする

販売員や接客業の人など長時間立ち仕事をしている人は、長時間腰が上体を支えているので、負担がかかる傾向にあります。

長時間座ったまま仕事をする

立ち仕事と同様、デスクワークなど座ったままで長時間仕事をしている場合も腰に負担がかかる可能性があります。特に、座っている最中に姿勢が悪く、猫背や前傾姿勢がずっと続くと、その分腰に悪影響です。
デスクワークしている人は姿勢を正して仕事をすることが重要ですが、自身の身体に合った椅子を選ぶことも大切なポイントです。

重いものを運んだり、持ち上げたりする仕事

運送業者のように重量物を運んだり、看護・介護従事者のように人の身体などを持ち上げたりする仕事も腰に負担をかけます。
重いものを持ったり、人を抱え上げたりする際には、腰の負担にならない体勢でゆっくり作業をするようにしましょう。

ちょっとしたコツで!腰痛への衝撃を和らげよう

ここまで腰に負担がかかる生活スタイルについて詳しく解説してきました。どうでしょうか?自身の生活スタイルの中で腰に負担をかける習慣はありましたか?

では、ここからは腰に負担をかけない生活スタイルを具体的にご紹介します。特に、記事を読んで「腰に悪い動きが習慣化しているな」と感じた人はこれから紹介する動きを意識して生活してみましょう。

立ち方

あごを引いて背筋を伸ばしてまっすぐに立ちましょう。このとき、肩に力を入れないのがポイントです。また、お尻がゆるみがちな人は、意識してお尻に力を入れて立つようにしましょう。地面と垂直になるようにまっすぐ立つことを意識すると、あごやお尻が出ることを防げます。

座り方

椅子に座るときは、腰と膝がなるべく垂直になるように意識しましょう。また、足の裏全体が床に付いている上体が理想です。もし、椅子が高かったり低かったりして、腰と膝が垂直にならない場合は、椅子の高さが自身の身体に合っていない可能性があります。可能ならば、自分の身体に合う椅子に変えましょう。
背筋を伸ばして椅子に深く腰掛けることもポイントです。姿勢が悪いと、猫背になったり前傾姿勢になったりするので、ときどき姿勢を見直すことをおすすめします。

重量物を持ち上げるとき

荷物や人の身体など、重量物を持ち上げたり運んだりする場合も腰に負担がかからないようにしましょう。ポイントは、中腰で持ち上げようとするのではなく、膝をしっかり曲げてから腰を落とし、持ち上げたり運んだりするものをなるべく自身の身体に近づけることです。

寝るとき

まず、寝具についてです。寝るときに使う敷き布団やマットレスは自身の身体に合ったものを選びましょう。寝たときに腰が沈んだり浮いたりするのは、寝具として身体に合っていません。
次に寝るときの姿勢です。うつぶせ寝は腰に負担がかかるのでなるべく避けましょう。横向きで寝る時には、膝を曲げて寝るといいです。腰痛で寝にくい場合は、横向きで背中から腰にかけて少し丸めて寝るといいでしょう。

歩くとき

ペタペタと足全体で歩くのではなく、つま先から地面を離れ、かかとで着地することを意識して歩きましょう。また、腕を自然に振り、背筋を伸ばすことも大切です。

起き上がるとき

急に起き上がるのだけは避けましょう。腰に負担がかからないように、ゆっくりと起き上がることを日頃から意識します。

日々の生活スタイルに取り入れて!簡単にできる腰のストレッチ

では、最後に自分でできる簡単ストレッチをご紹介します。時間があるときに、無理のない範囲で腰を伸ばしてみると、とても気持ちいいはずです。ただし、必ず身体に無理のない範囲で行いましょう。

ストレッチ①

1. 四つん這いになります。
2. 両腕をまっすぐ前に伸ばします
3. お尻を突き出す姿勢になります。
4. おでこを床に付けます。
5. そのままの姿勢でゆっくり30秒数えます。

ストレッチ②

1. 仰向けに寝て、両手を身体の横に自然に置きます。
2. そのままの姿勢で両膝を立てます。
3. 両膝をそろえ、顔と両足を反対方向に倒します。
4. そのままの姿勢でゆっくり30秒数えましょう。(左右行います。)

ストレッチ③

1. 身体を仰向けにして横になります。
2. 両手を使って、片足の膝をゆっくり胸の前に持ってきます。
3. 息を止めないで、ゆっくりとそのまま30秒数えましょう。(左右行います。)

ストレッチ④

1. 四つん這いになります。
2. 片足は立てて、もう一方の足は後ろに伸ばします。
3. 前に出した方の足の膝を床に付けるようにゆっくり腰を落としていきましょう。
4. そのままゆっくり30秒数えます。(左右行います。)

腰痛と生活スタイルは深く結びついている

腰痛になりやすい生活スタイルとその対処法、毎日簡単にできるストレッチまで紹介しました。腰痛と生活スタイルは密接に結びついています。
自身の生活スタイルを見直して、腰に負担をかける動きをしていないかチェックしましょう。また、お仕事で腰に負担のかかる作業をしている人は、こまめにケアをすることが肝心です。
腰に痛みを感じたり、違和感を覚えたりする人は、もしかすると日々の生活スタイルに原因が隠れているかもしれません。腰痛ドクターアプリを使えば手軽に問診ができます。腰に悪影響を及ぼす可能性のある習慣は、意識して改善していきましょう。

著者情報

腰痛メディア編集部
腰痛メディア編集部

痛みや体の不調で悩むあなたへ、役立つ情報をお届け。

自分の体の状況(病態)を正しく理解し、セルフマネジメントできるようになることが私たちの目的です。

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