ぎっくり腰は重いものを持った時やしゃがんだ時など、体を動かしたときに起こると思われがちですが、
実はくしゃみでもぎっくり腰は起こります。
とくに、腰痛持ちの方は、大きなくしゃみで腰痛を感じたことがあるのではないでしょうか?
今回はなぜくしゃみでぎっくり腰がおこるのか、原因とその対策方法も含めてご紹介していきます。

ぎっくり腰とは

ぎっくり腰は、正式には「急性腰痛」といい、突発的に腰痛が生じることを指します。
要因としては、長時間の立ち仕事、冷えや疲れ、日々の運動不足、ストレス肥満など様々で、
筋肉の緊張や疲労がたまっていることが原因とされています。
適切な対処をしないと慢性腰痛になることもあるため注意が必要です。

なぜくしゃみでぎっくり腰に?

では、なぜくしゃみで腰痛が起こるのかというと、
くしゃみが出るときには体が急激に前傾になることが多く、腰や椎間板に衝撃が加わり一瞬で大きな負担がかかるからです。
ある研究ではくしゃみの衝撃は一時的に20kgの荷物を保持した負荷が腰にかかるという結果が出ています。
筋肉に柔軟性がある方は腰痛のリスクは低いですが、元々腰痛持ちであったり、
運動習慣のない方は筋肉が硬く瞬間的な衝撃に耐え切れず腰痛がおこるリスクは高くなります。

腰に負担をかけずにくしゃみをする方法

では、くしゃみにによる腰への衝撃をどのように緩和すればよいでしょうか。 
それは、お腹にかかる力を外へ逃がし腰や椎間板に急激にダメージがかからないようにすることが大切です。
具体的には、くしゃみをする際に自分の膝や机に手をつくようにしてみてください。
そうすることによって、くしゃみによる急激な前傾の姿勢を防ぐことができ、腰への負担を軽減することにつながります。
そのちょっとした習慣が腰痛予防につながります。

まとめ

いかがでしたでしょうか?
普段何気なくしているくしゃみは、実は体に大きなダメージを与えているのは驚きでしたね。
突発的に出るくしゃみ自体を防ぐことは難しいですが、少し習慣を変えることで腰痛予防につながります。
日常生活で、腰にかかる負担を軽減できるよう少しの意識をプラスして生活してみましょう。

参考文献

(1)長谷川 哲也, 勝平 純司, 松平 浩, 岩切 一幸, 丸山 仁司(2012)「くしゃみ時における腰部 負担の分析」 48spl 巻 2F4-2   日本人間工学会第53回大会    https://www.jstage.jst.go.jp/article/jergo/48spl/0/48spl_478/_pdf

(2)松平浩(2013)『「腰痛持ち」をやめる本 切り札はたったの3秒の習慣』マキノ出版 p.54

著者情報

岡田 ひかり
岡田 ひかり

保有資格

看護師、保健師

経歴

看護の大学を卒業後、都内大学病院の外科病棟で急性期の看護を学ぶ。

その後、福祉施設で通所介護や在宅支援へ向けた看護業務実施。

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