普段の生活の中で、なんとなく腰が疲れる、だるい、腰が凝る、などといった腰への違和感を感じているかたはいませんか?
その症状をほったらかしていると、筋肉へ負担がかかり突然の強い痛みが生じるぎっくり腰がおこる可能性があります。
今回は筋肉への負担が理由で起こるぎっくり腰、「筋筋膜性腰痛」について詳しく見ていきたいと思います。

筋・筋膜性腰痛とは

筋・筋膜性腰痛とは、腰回りの筋肉の疲労や筋膜による腰痛です。
日常で腰に負担の大きい姿勢を続けることにより、筋肉が緊張し柔軟性が低下するため損傷しやすい状態になります。
また、血行が悪くなることでも疲労が蓄積し、痛みを生じやすい状態となります。
さらに、筋肉の周りや皮膚の下には筋膜と呼ばれるものがあります。この筋膜は非常に薄い膜が張られ、
体を支える役割として全身に張り巡らされています。筋膜は筋肉よりも痛みを感じるセンサーが多く、
筋膜が傷つくことや、特定の筋肉が過剰に動くことで筋膜が引っ張られたり持続的に負荷がかかると痛みが生じます。
このように筋肉や、筋膜により腰痛が生じることを筋・筋膜性腰痛といいます。

筋筋膜性腰痛によるぎっくり腰

ほとんどの部活動やスポーツは筋肉に負担がかかるため、若年の層においても筋・筋膜性腰痛によるぎっくり腰になるリスクがあります。特に痛みが生じやすい動作として、前傾姿勢かつ体をひねる姿勢をとったときに筋肉に強い負荷がかかり筋肉が損傷し腰痛を引き起こしてしまうことがあります。
ほかには、日々の姿勢でもぎっくり腰になることがあります。デスクワークなど長時間前傾姿勢でいることで腰回りの筋肉に負担がかかり、重い荷物を運ぶなど瞬間的に負荷がかかった衝撃で筋・筋肉性由来のぎっくり腰が起こる可能性があります。

まとめ

若年層でも起こりうる筋・筋膜性腰痛によるぎっくり腰。まだ若いから大丈夫と油断してはいけません。
普段部活動などで筋肉に負担がかかる動作をしている方は入念なストレッチや、しっかりと休息を図り筋肉を休ませていくことが大切になります。アフターケアを十分に行い、腰痛予防に努めましょう。

【参考文献】
(1)筋膜性疼痛症候群(MPS)研究会 筋膜性疼痛症候群とは?
http://www.jmps.jp/general/whatsmps#:~:text=

(2)一般社団法人ペインクリニック学会 ペインクリニック治療指針改訂第4版
 第Ⅲ章 各疾患・痛みに対するペインクリニック治療指針 Ⅲ‐D筋筋膜性症候群P123
https://www.jspc.gr.jp/Contents/public/pdf/shi-guide01_12.pdf
 

著者情報

岡田 ひかり
岡田 ひかり

保有資格

看護師、保健師

経歴

看護の大学を卒業後、都内大学病院の外科病棟で急性期の看護を学ぶ。

その後、福祉施設で通所介護や在宅支援へ向けた看護業務実施。

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