くしゃみと腰痛

単なるくしゃみと考えられる方が多いと思いますが、くしゃみによって肋骨を骨折することや、ぎっくり腰などの腰痛になることは少なくありません。

くしゃみというのは、上半身全体の筋肉を激しく使って、瞬間的に起こる運動です。
具体的にどの程度負荷なのかは人それぞれですが、くしゃみをすることで一般的に腰を屈めます。

このくしゃみに対して腰を屈めるなどの準備状態が不十分となると、腰部に負担をかけ、激痛が走り、ぎっくり腰になることがあります。
くしゃみは肋骨が骨折するほどの負荷量がかかるときがありますので、腰部の組織を炒める可能性は想像に足ると思います。

くしゃみで腰痛にならないようにする予防法

くしゃみを意識的にコントロールすることは難しいですが、くしゃみの前に姿勢を整えて備えることはできるでしょう。ひどいくしゃみの際には、どうしても対応が追いつかないこともあるかと思います。


しかしこのくしゃみに対する事前準備、備えがぎっくり腰にならないためには大切です。
くしゃみの際に壁に手をついて腰への負荷を分散することや、下半身を軽く曲げて、腰への負担を軽減して備えることも対策になるでしょう。

著者情報

金岡 恒治(かねおか・こうじ)MD,PhD
金岡 恒治(かねおか・こうじ)MD,PhD

早稲田大学スポーツ科学学術院教授

日本整形外科学会専門医・脊椎脊髄病医

日本スポーツ協会認定スポーツドクター

日本水泳連盟理事・医事委員長 ほか

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