腰痛といっても、痛みがある場所や痛みの度合いは人それぞれです。日常生活には支障がなくても、起きあがるときや横になるときだけに腰が痛くなる人も少なくありません。
今回は、起きあがるときに腰が痛くなるという人のために、原因や対策方法について詳しく紹介します。
「起きあがるときや横になるときだけ痛みを感じる」という人は、ぜひ参考にしてください。

原因不明!起きあがるときの腰痛の原因は?

原因不明の腰痛
「起きあがるときや横になるときだけ腰が痛む」という人は、腰の椎間関節や筋肉のコリが原因になっている可能性があります。
何らかの原因によって椎間関節に痛みが生じると、その周辺の筋肉は「椎間関節を守ろう」と働き始めます。
すると、筋肉が頑張りすぎてしまい、筋肉の緊張やコリにつながり、腰痛を引き起こしてしまうこともあります。
人間の身体はとてもうまくできています。何かに欠陥が生じると、その他の部分で補おうとする働きが発動します。
それによって腰周辺の筋肉が痛み、起きあがるときや横になるときだけ腰痛を引き起こしてしまっている可能性も!

寝ている間に…

朝起きあがるときに腰痛を感じる人も少なくありませんが、これは「寝ている間の姿勢」が関係しています。
寝ている間に寝返りをあまりしない人は、同じ姿勢で何時間も過ごしてしまっていることになりますよね。
すると、どうしても一箇所に負担がかかりやすくなり、筋肉の緊張やコリに発展してしまう可能性が高まります。
また、自分の身体に合っていない寝具を使用することでも、腰痛を引き起こしてしまう場合があるので注意しましょう。

起きあがるときだけ…は「異常なし」の場合が多い

起きあがるときだけ腰に痛みを感じる場合は、ほとんど「レントゲンでの異常はなし」と診断されることが多いようです。
「異常がないのに腰が痛むなんておかしい」と感じてしまいますが、考え方を変えると「重篤な症状ではない」ということになりますよね。
その点においては安心できますが、やはり根本から腰痛を改善させたいと感じる人がほとんどでしょう。
原因不明の腰痛には、どのような対策や対処法があるのでしょうか。詳しく解説していきたいと思います。

起きあがるときの腰痛…対処法はある?

起き上がる時の腰痛
ここでは、起きあがるときや横になるときに腰が痛くなる人へ向けて、今日からできる対処方法について詳しく紹介します。
「起きあがるときの腰痛が辛い」という人は、ぜひ参考にしてみてください。

血流を促進させよう!

起きあがるときや横になるときなど「ある動作をするとき」に腰が痛む場合は、痛みを感じる部分の筋肉が緊張していたり、コリが溜まっていたりすることがあります。
筋肉が緊張してしまう原因は様々ですが、原因の中には「筋肉の血行不良」が挙げられています。
「冷えは万病の元」といわれるほど、血流が滞ってしまうことは身体に多くの不調を引き起こします。
原因不明の腰痛に悩まされている場合は、ぜひ「腰を温める」「下半身の代謝を上げる」などの工夫を取り入れてみましょう。

姿勢を改善する!

起きあがるときや横になるときだけ腰が痛む場合は、姿勢改善を意識してみてください。
原因不明の腰痛の場合、腰周辺の筋肉が緊張していることも少なくありません。では、なぜ筋肉が緊張してしまうのでしょうか?
それは、姿勢が悪いことによって「一部の筋肉に負担がかかってしまうから」です。
例えば、いつも右重心で生活していると、どうしても右側ばかりに負担がかかってしまいますよね。すると右側の筋肉が過度に緊張してしまい、腰痛を引き起こしてしまうケースも!
原因不明の腰痛が治らない場合は、まずは姿勢改善から始めてみましょう。
姿勢が改善されると全身の血流も改善されやすくなるため、腰痛改善につながりやすくなりますよ。

特に「骨盤周り」が重要

姿勢を矯正する際に意識してほしいのが「骨盤矯正」です。骨盤は身体の中心に位置している骨です。
骨盤が大きく歪んでしまうと全身が歪んでしまい、血流悪化や筋肉のコリに直結してしまいやすくなるので要注意!
まずは骨盤周りをしっかりと整え、全身の歪みを矯正するように意識するといいでしょう。

ストレス発散する!

原因不明の腰痛が3ヶ月異常続いている場合「慢性腰痛」と診断されることもあり、ストレスが原因になっているケースも少なくありません。
長期間ストレスを感じる生活を続けていると、痛みを抑える働きが低下して、腰痛を感じやすくなってしまうことがわかっています。
ストレスが徐々に少なくなれば、通常通り「痛みを抑える働き」が稼働され始めるため、腰痛緩和につながることも!
また、ストレスが自律神経のバランスを乱してしまうため、血行不良にもつながってしまいやすいので注意しましょう。

動作は「ゆっくりと」が」基本

起きあがるときや横になるときに腰が痛い場合は、とにかく「ゆっくりとした動作」を心がけることが大切です。
起きあがるときや横になるときは、いったん両手を床やベッドについてからゆっくりと起きあがってみてください。
起きあがるときに痛みを感じやすい人は、起きあがる前に横たわったままの状態で「身体を揺らす」「腰周辺をマッサージする」などを取り入れ、腰周辺の血流促進をしてみるのもおすすめです。

「横向きの姿勢」で起きあがる

起きあがるときに痛みを感じる人は、必ず横向きの姿勢になってから起きあがりましょう。
真っ直ぐに起きあがろうとしてしまうと腰周辺の大きな筋肉が必要になってくるため、より筋肉にかかる負担が大きくなってしまいます。
ベッドから起きあがる際は、必ず「横向きになってから」起きあがるように意識してくださいね。

ヨガやピタティスを取り入れるのもおすすめ!

ヨガ・ピラティス
原因不明の腰痛には、ヨガやピラティスがおすすめです。
ヨガは「精神統一」「リラックス効果」などが期待でき、ストレスが溜まっている人にぴったり。
一方で、ピラティスは体幹を鍛えるトレーニングなので「本格的な腰痛改善」「姿勢改善」を目指している人にはぜひ取り入れてもらいたいエクササイズ!
「ヨガとピラティスの違いがわからない」と感じる人も少なくありませんが、簡単にまとめてみましょう。

・ヨガは精神面により働きかける
・ピラティスは積極的に筋肉を刺激して鍛える

ピラティスはヨガに比べるとハードなポーズが多いですが、そのぶんトレーニング効果も期待できます。
体幹を鍛えたり正しい筋肉の使い方ができるようになったりすると、部分的にかかっていた筋肉の負担も軽減しやすくなるでしょう。
アメリカの整形外科では、ピラティスによる腰痛改善や腰痛予防メンテナンスが当たり前のように取り入れられています。
日本ではまだまだ「美容健康のために」という意識が強いピラティスですが、体幹や筋力を鍛えるアプローチが多いため、腰痛緩和にも期待が持てると注目を集めています。

起きあがるときの腰痛の原因は「骨格の歪み」「筋肉の緊張」も影響している!

起きあがるときや横になるときだけ腰が痛み、レントゲンなどで異常が見られないという場合は、もしかすると「骨格の歪み」「筋肉の緊張やコリ」が原因かもしれません。
筋肉の緊張やコリの原因は様々ですが、骨格が歪んでいるため姿勢が悪かったり、寝具が合っていなかったりすることも原因のひとつといわれています。
今回紹介した対処方法を試してみるのはもちろんですが、ぜひ積極的にヨガやピラティスにも挑戦してみましょう。
定期的にヨガやピラティスで身体と心を整えれば、緊張してしまいやすい部分の筋肉をゆるめたり、骨格矯正やコリ予防にもつながったりするはずです。

▼参考記事
NHK 【Q&A】起き上がる時、横になる時の腰痛の原因は?
おおたきクリニック 腰椎椎間関節を原因とする腰痛
教えて!先生!腰痛の専門医による安心アドバイス 監修:腰痛・ヘルニアの専門医療機関  腰痛

著者情報

腰痛メディア編集部
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