ファシアとは

ファシアは以前までは「筋膜」と表現されていましたが、翻訳や意味の違いから近年ではファシア(fascia)に呼び方が変更されるようになりました。
ファシアは猫背の改善や腰痛などに対して治療効果が期待できる組織として、専門家の間でも注目されており近年ではファシアについての研究が進んできています。
ファシアは筋肉だけではなく、臓器、骨、血管、神経などを包み、立体的なネット構造で全身に存在しています。

ファシアの異常が原因で出現する症状とは

ファシアの異常は猫背などの不良姿勢や長時間のデスクワーク、重量物を繰り返し持ち上げる動作が影響しファシアの滑走性(動き)低下が発生します。これによって肩こりや腰痛などの症状が現れてきます。
ファシアには神経組織が豊富にあり、特にコリや痛みの症状を発生させることが報告されています。

ファシアに異常を出さないために日常生活で気を付けること

コロナ禍での在宅ワークで肩こりや腰痛が増えた方や、運動不足で体がなまってしまった方なども多いのではないでしょうか?
これらの影響によってファシアは固まり、前述した肩コリや腰痛などの症状が出現してきます。
ファシアはさまざま方向にスムーズに動けることが求められます。デスクワークで長時間同じ姿勢でいる方は、普段から適度に体操(ファシアケア)を行うことで体をほぐし、ファシアが癒着しないように心掛ける必要があります。
運動不足を解消し、体の循環を良くすることでファシアの滑走性を改善していきましょう。

ファシアケアを行う際の注意点

体を強く揉むことや圧迫し過ぎると、逆にファシアを傷つけてしまい癒着させる可能性が高まります。
ファシアケアを行う際にはファシアに負担をかけない方法を知っておく必要があります。

ファシアケアについて

腰痛メディアにご協力頂いている、桐蔭横浜大学スポーツ健康政策学部で教授の成田崇矢先生が2021年4月14日(水) NHKあさイチに出演します。
今回は、体メンテナンスの新常識「ファシア」第2弾について特集。番組内では成田先生からファシアに負担をかけないように行えるファシアケアの方法を学ぶことができます。
前回のNHKあさイチでの放送が好評で、今回は「腰」、「ひざ」のファシアケアと猫背改善や柔軟性の向上が期待できる「ファシアケア」方法についてご紹介頂けます。
この番組をきっかけに猫背の姿勢や、肩こり、腰痛の改善に向けたファシアケアに取り組んでみましょう。
興味のある方はぜひチェックしてみてください。

前回見逃した方や内容を忘れてしまった方へ、
2021年1月27日にNHKあさイチで放送された体メンテナンスの新常識「ファシア」第1弾のポイントをまとめました。
ぜひ復習してコロナ禍で運動量が減った日々の生活に取り入れてみてください。

【参考文献】
・成田崇矢編集(2019年2月)「脊柱理学療法マネジメント」株式会社メジカルビュー社
・CARLA STECCO著(2018年2月)「筋膜系の機能解剖アトラス」医歯薬出版株式会社

著者情報

枡中 昂也
枡中 昂也

保有資格

理学療法士

経歴

整形外科病院勤務12年目。現在は臨床業務を行いながら、当メディア内でWebライターとして記事の執筆と校正・校閲業務に携わる。

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