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みなさんが普段から持ち歩いている鞄は、腰痛の原因になることもあります。まさか、自分が使っている鞄が、腰痛の原因になるとは思いもよりません。鞄の種類から持ち方、そして重さなどから腰への負担を生じ、腰痛を引き起こします。腰痛は、日常生活の姿勢や動作も原因のひとつです。まず、鞄の種類や持ち方と腰痛の関係性についてお話します。そして、鞄の種類別の腰痛対策や、腰への負担が少ない鞄についても紹介していきます。

腰痛について

最初に、腰痛の基礎知識について、お話します。日本人は、腰痛を抱えている方が多く、女性より男性の方が多いです。腰痛は、原因が特定できるケースが全体の15%といわれています。代表的な疾患は、腰椎圧迫骨折や椎間板ヘルニア、腰部脊柱管狭窄です。その他は、骨粗鬆症やがん疾患、消化器疾患、婦人科疾患、腎泌尿器疾患などが挙げられます。ほとんどのケースは、原因不明です。腰痛にて医療機関を受診するも、原因が特定できません。考えられるのは、長時間同じ姿勢でいることや精神的・社会的ストレス、運動不足、身体の冷え、歪みなどです。長時間の同一体位は、腰への負担がかかるので、腰痛になりやすいです。日常生活の中で、腰への負担がかかる動作を注意する必要があります。

鞄の種類や持ち方と腰痛の関係性

腰痛の原因は、さまざまです。日頃の姿勢や日常生活動作から、腰痛が生じることもあります。普段から使用している鞄は、使い方次第で、腰痛を引き起こすことがあります。長時間の同一体位で鞄を持ち続けると、腰に負担です。例として、「ショルダーバッグ」と「リュックサック」の2つの鞄について説明します。

ショルダーバッグは、毎日同じ側の肩にかけると負担が蓄積し、身体の重心の位置が徐々にずれ、歪みが出ます。長時間同じ姿勢を続けていると、筋緊張が持続し疲労や血行不良から痛みが生じます。上半身が筋緊張状態であるため肩こりが起き、その後は下半身も筋緊張状態が起こるので腰痛も出現します。

リュックサックは、腰に負担がかかり腰痛を引き起こすことがあります。なぜなら、肩紐を長めにして背負うと、荷物の重みが下方向にかかり、腰に負担が生じるからです。重さがかかると、腰が後ろに反り返る動作となります。リュックサックは、肩紐の長さを調節する必要があります。

重い荷物のバックを持ち運ぶときは、腰へ負担が大きいです。腰痛対策には、鞄の種類の選び方や持ち方がポイントとなります。

鞄の種類別の持ち方を解説

鞄は、色んな種類があります。みなさんは、普段どのような鞄を使っていますか?鞄の持ち方を工夫することで、腰痛を予防することができます。腰への負担を軽減する鞄の持ち方について、「ショルダーバッグ」「リュックサック」「トート型バック」「キャリーバック」の4種類別に紹介していきます。

鞄の共通注意点

・-ショルダーバッグやリュックサックの肩紐は、短めに調節しましょう。肩紐の長さが長いと、鞄が揺れたときの遠心力で重みが大きくなるからです。ファッション性を重視して、肩紐の長さを長くするのは、やめましょう。
・-鞄は、体に密着させて持つと、体への負担が軽減します。
・-荷物の重心が、へそから指3本下のあたりにすると、体が安定します。
・-鞄を持っているときの姿勢を意識しましょう。猫背や前屈み、片側の肩だけ極端に下がっていないかなど気をつけます。
・-重い荷物は、腰への負担も大きいです。荷物はできるだけ、最小限に工夫しましょう。無理な場合は、鞄を2つに分けましょう。
・-鞄の使い方が不適切であると、体への負担もかかります。肩紐がよじれていることやベルトが浮いているなど、適切な鞄の使い方をしましょう。

ショルダーバッグの持ち方

・-腰のあたりにバックがくるように、肩紐の長さを調節しましょう。
・-片側の肩だけでなく、両肩交互にバックをかけましょう。
・-お尻のあたりにバックを持っていくと、重心が安定します。

リュックサックの持ち方

・-背中とバックの部分が密着するように、肩紐を調節します。
・-肩に背負うばかりでなく、下せるときは前で抱えます。

トート型バックの持ち方

・-肩の力は抜きます。
・-バックは、脇の下にはさみ、軽く指を添えます。
・-両肩が水平になることを意識し、片側の肩が下がらないようにしましょう。
・-前で抱えられるときは、肩にはかけないようにします。

キャリーバッグの持ち方

・-バックを運ぶときに、前屈みにならないよう注意します。
・-2輪タイプは、体からバックが離れないように運びます。
・-4輪タイプは、体の脇に近づけて引きます。
※荷物の重さによる負荷のことを考えると、キャリーバックが腰痛になりにくいです。

番外編としてエコバック

・-スーパーなど買い物後のエコバックは、重さがあります。なので、片手で持つことはやめ、両手で抱えて持ちましょう。重さが軽いときは、片手で持ちましょう。
・-もしくは、エコバックを2袋用意して、重さを均等にし、両手でバックを持ちましょう。

腰痛対策に良い鞄は?

腰への負担が少ない鞄は、キャリーバックです。逆に、腰へ負担をかけてしまうのは、リュックサックです。
腰への負担が少ない鞄について順位をつけると、①キャリーバック②ショルダーバッグ③トート型バック④リュックサックとなります。

リュックサックよりも、肩にかけるショルダーバッグやトート型バックの方が腰への負担が少ないです。その理由について説明します。
最大の理由は、鞄を持つ場所を左右交互にできるからです。そして、鞄を持っていない方の腕は、動かすことができます。片腕を動かすことができるので、肩甲骨周辺の筋肉の緊張をほぐすことができます。
リュックサックは、常に両肩に重みがあり肩甲骨の動きが制限するので、血行不良が起きやすいです。両肩の血流不良が腰へも行き渡り、腰痛の原因ともなります。

以上のことから腰痛対策の面で鞄は、リュックサックの使用が好ましくありません。できれば、キャリーバックの使用が好ましいです。もしくは、肩からかけるタイプの鞄が良いです。腰痛がある方は、この機会に鞄について見直すことをおすすめします。

まとめ

鞄の種類や持ち方と腰痛の関係や対策について、お話していきました。腰痛は、普段の姿勢や日常動作の中から生じることもあります。腰の痛みは、本当に辛いです。鞄の種類や持ち方、そして注意点を実行することで、腰痛対策や軽減に繋がります。この機会に鞄の見直しを検討するのも良いでしょう。
腰痛で悩んでいる方は、日頃からストレッチや体幹トレーニング等を行い、腰痛予防を行っていきましょう。悩んでいる方は、整形外科を受診して医師に相談してみましょう。

<参考文献>
へそから指3本下の高さに 疲れないバッグの持ち方 日本経済新聞

腰痛の人が注意すべきカバンやバック、リュックについて よしだ柔整治療院

著者情報

腰痛メディア編集部
腰痛メディア編集部

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