腰痛を感じると腰をかばうあまり、つい、姿勢は曲がりがち。腰痛のお悩みを抱えている方の歩き方を見ると、多くの方は間違った歩き方をしています。腰痛を引き起こす原因となる間違った歩き方や正しい歩き方を正しく知ることで、腰に負担をかけずに済むでしょう。腰痛の症状改善を図れたら、きっと毎日楽しく過ごすこともできるはず。当記事では、腰痛につながる歩き方や症状改善につながるウォーキング方法など、ご紹介します。

腰痛の元凶!?間違った歩き方をチェック!

歩くときや座っているとき、立っているときは意識しないと、誰しも間違った姿勢をしてしまいがちです。間違った姿勢をすることで、腰痛を引き起こし、悪化させるもととなってしまいます。間違った姿勢を続けることで、腰に負担をかける間違った歩き方となりかねません。

【チェック項目】
・転倒歴がある
・立っているときや歩くときに手が足より前に出てしまいがち
・猫背である(前傾姿勢となりやすい)
・どちらかの手で重い物を持つ傾向が強い
・すり足歩行をしている
・一本の線の上をまっすぐ歩けない

これらの項目に該当するようであれば、身体の歪みのほか、間違った姿勢や歩き方をし、腰に大きな負担をかけていると考えられます。歩き方1つで腰痛改善が図れるか不安な方もいるでしょう。しかし、歩き方を見直したことで腰痛の症状改善ができたという声は多く聞かれます。信じられないといった方も、まずは自分の歩き方が間違った歩き方となっていないか、確認してみましょう。間違った歩き方を続けると、さまざまなデメリットを引き起こしかねません。

間違った歩き方によるリスクとは

間違った歩き方をしてしまうと、多くのリスクを引き起こし、不健康な状態となってしまいます。そもそも、不健康な状態とはどのような状態のことを示すのか、気になるところ。間違った歩き方によるリスクを詳しく見ていきましょう。

転倒しやすくなる

間違った歩き方というのは、前傾姿勢や内股、狭い歩幅、すり足となるため、さまざまな要因が重なることで転倒を引き起こします。転倒というと、高齢の方が多いイメージもありますが、飲んでいる薬の種類や組み合わせ、他の病気との兼ね合いにより、転倒リスクは誰しもあります。転倒すれば、脳出血や転倒など手術を要したり、歩行すらままならず、当たり前の日常生活を送れなくなったりし、QOL(生活の質)が大きく低下してしまいかねません。最悪の場合、命を落とすこともあるため、十分に注意が必要です。

新たな病気発症の引き金に

間違った歩き方をすると、歩く原動力かつ上半身を支えるための半月板をすり減らしたり、潰したりする原因となり、変形性膝関節症を引き起こす可能性があります。他にも、背骨の変形や椎間板への圧迫、脊柱管の狭窄が起こり、椎間板ヘルニアや腰部脊柱管狭窄症なども引き起こされるでしょう。これらの病気になれば、人工関節置換術や内視鏡下手術(固定術)などが必要となり、術後も長期的なリハビリを要するでしょう。また、腰へ過度な負担がかかることで、

見た目が悪い印象へ

間違った歩き方というのは、客観的に見ると「カッコいい」「綺麗」とは言えません。身体全体のバランスが悪いため、相手に悪い印象を与えてしまいかねません。モデルの方などは自分自身をより良く、綺麗に見せるために、まず初めに歩き方を見直す方が多くいます。歩き方を変えると正しい姿勢となるため、自信と持っているように感じられ、頼もしい印象を受けます。印象がぐっと変われば、素敵な男性・女性として注目を浴びる機会も増え、交友関係などを広げることもできるでしょう。

間違った歩き方をすると腰痛の症状悪化のみならず、私たちにさまざまなリスクを引き起こすことが分かります。しかし、早い段階で正しい歩き方を知り、実践することでリスクを回避できるでしょう。健康を維持するためにも、正しい歩き方を見ていきましょう。

腰痛改善!正しい歩き方とは

コロナ禍というご時世もあり、密を避けた運動としてウォーキングを試みる方も多くいるでしょう。ウォーキングは、体幹を鍛えるだけではなく、全身の筋力UPや柔軟性の向上などの効果が得られます。正しい歩き方でウォーキングを継続することで、腰痛の症状改善のみならず、腰痛の再発予防にもつながるでしょう。

【ウォーキングのポイント】
・背筋を伸ばしてあごは軽く引いて歩く
・歩きときの視線は10~15m程度先を見るようにする
・かかとからつま先をつくようにして一歩一歩踏み出す
・足を前に出すというのではなく、上に上げるという意識で歩く
・下腹部に力を入れて、腰を上下に動かさない
・適度な速さと歩幅をキープ

これらのポイントを意識した歩行を行うことで、腰痛の症状改善につながるでしょう。1日1回20分程度のウォーキングから始め、徐々に距離や時間を伸ばしていくことをおすすめします。適度な運動はリラックス効果も得られ、腰痛を引き起こすほかの要因を無くすこともできるでしょう。

正しい歩き方によるメリットとは

正しい歩き方でウォーキングすることで、腰痛改善を図れるほか、多くのメリットがあります。働き盛りのみなさん、健康促進を目指したい方におすすめです。

肥満予防

お仕事や家事で多忙な毎日を送っていると、改めて運動をする機会をとることも難しいといった方もいるはず。しかし、ウォーキングそのものは有酸素運動のため、脂肪燃焼効果があり、正しい歩き方でウォーキングを継続することで、体重減少などのダイエット効果も得られます。

理想的な体型づくり

正しい歩き方は、綺麗な姿勢を保持できるようになるため、立ち振る舞いも上品になります。さらに、くびれ作りやバストアップ、ヒップアップにつながります。姿勢の悪さにお悩みを抱える方や体型を見直したい方はおすすめです。

健康維持・促進

正しい歩き方でのウォーキングを意識すると、骨粗鬆症や高血圧予防につながります。正しい歩き方で骨に適度な刺激を加えることで、骨自体を強化でき、持続的な運動による負荷で血圧コントロールの調整を図れます。さらに、正しい歩き方となることで、転倒リスクの軽減となるでしょう。

さらに、高血圧・肝機能改善といった健康促進にもなるため、体型を気にされる方や、「運動不足で筋力が落ちてきたな…」と不安を抱える方にとって、一石二鳥となるでしょう。

より良い歩き方につながる「靴」の選び方

腰痛の症状改善に効果的な歩き方を知ったのであれば、歩くための靴にも工夫を凝らすのがポイントです。靴といっても、何でもよいわけではありません。

・つま先に適度な余裕があるか
・甲の高さや幅が合っているか
・土踏まずが靴のアーチに沿っているか
・かかとのカーブが靴のカーブに合っているか
・くるぶしが当たってすれていないか

この5点を踏まえ、自分に適した靴を履いて歩くことが、腰痛の症状改善に向けてより良い歩き方となるでしょう。

私たちは日々の生活で溜まる疲れをとるために、楽な姿勢とろうとしがちです。しかし、私たちにとって楽な姿勢というのは、身体に負担をかけ、腰痛を引き起こすもととなっています。間違った歩き方をし続けることで、正しい姿勢や歩き方にはもどらず、腰痛を悪化させかねません。腰痛の症状改善につながる正しい歩き方を意識して、毎日生活するようにしましょう。


■参考文献
日経Gooday 30+
TENTIAL/ウォーキングで腰痛対策
irobotstyle
公益財団法人長寿科学振興財団/ウォーキングの効果と方法
アサヒシューズ/靴選びのポイント
ヘルスUPフィットネス
キナリノ/日常の「歩き」を運動に!
兼田治療院/腰痛の原因になる歩き方

著者情報

腰痛メディア編集部
腰痛メディア編集部

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